イシマキガイ

Clithon retropicta (von Martens, 1879)

殻長は15mm程で､やや薄質｡卵形で、体層が丸く膨らむ｡殻表は平滑で､鈍い光沢をもつ｡老成すると殻頂の欠損した個体が多い。殻色は暗緑色を地色に､淡色で底辺の黒い三角模様が散在する｡軟体は淡褐色で､黒い横縞模様｡河口域のカキ殻や転石下に生息する。淡水にも強く、河川中域まで分布する。汚染の少ない場所では普通種｡