トゲモミジヒトデヤドリニナ

Parvioris astropectenicola (Kuroda & Habe, 1950)　

殻長は5mm程｡塔形で螺塔が高く､幼層が湾曲する｡螺層の膨らみは弱く､殻表は平滑で光沢をもつ｡体層の膨らみには個体差が現れ､周縁の角張る個体も多い｡殻色は半透明白色｡軟体は白色で､橙色の微細な斑点が散る｡潮間帯から水深30m程までの砂底に生息する｡トゲモミジガイやスナヒトデの上に､複数集まって見られる事が多い。普通種｡