最終更新日
2023.11.06

ベニキヌヅツミ

Phenacovolva rosea (A. Adams, 1854)

〈希少性〉
〈水 深〉
浅い深い
〈水 温〉
低い高い
〈場 所〉
  • 外洋
  • 内湾
  • 河口域
〈底 質〉
  • 岩礁
  • 砂礫
〈個体差〉
1ベニキヌヅツミPhenacovolva rosea (A. Adams, 1854)
殻長は4cm程で、やや厚質。細長い紡錘形で、前後の水管溝は長い。殻表は平滑で光沢をもち、水管溝のみ弱い螺糸が刻まれる。本種は宿主により色彩や形状、特に水管の長さや、殻幅の太さなどが変異に富む。殻色は赤色を典型に、中央に淡色帯が横断する個体が多い。軟体は赤紫色で、濃色の小斑点が散る。先端の黄色い突起が散在するが、欠く個体も多い。シュスヅツミに似た色彩も出現するが、本種は後水管側の外套膜は鰭状に広がる点で、区別できる。潮間帯以深にて、フトヤギ類やトゲヤギ類などの上に広く生息する。個体数は多い。
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