コマキアゲエビス

Clanculus bronni Dunker, 1860　

殻長は7mm程で､厚質。円錐形で､螺層は弱く膨らみ､縫合は太い溝状｡臍孔は狭く開き、小さな瘤が並ぶ。殻口内唇は肥厚し、歯を形成する。殻表全体に顆粒列状の細い螺肋に覆われる｡殻色は白色を地色に､茶褐色の絣模様｡軟体は白色で、側面は褐色の斑模様。触覚は黒色。潮間帯から水深20m程までの岩礁底に生息する。普通種｡