アズマケボリ

Primovula azumai (Cate, 1970)

殻長は8mm程で､薄質｡太い紡錘形で肩の膨らみが強く､前後端は細まり尖る｡殻表は、螺糸が密に刻まれ、背面の光沢が弱い。殻色は紫色や黄色を典型に､宿主の色彩同様に変異に富み､白色や赤色も現れる。軟体は､紫褐色の小斑点が全体に散り､外套膜にやや大き目の突起が散在する｡水深15m以深にてトゲヤギ類の上に生息する。水深40m以深では生息数は多く、安定して見られる｡普通種。